LUFSとは? 配信用音源の音量を考えるための基礎

LUFSは、音源の「感じる大きさ」を考えるためのラウドネス指標のひとつです。ピーク値とは役割が違います。

ピークとラウドネスは別のもの

ピークメーターは瞬間的にどこまで大きな信号が来たかを見るのに向いています。一方、LUFSは時間方向も含めた音量感を扱います。同じピーク値の2曲でも、音の密度やダイナミクスが違えば、体感音量は同じとは限りません。

Integrated LUFS

曲全体を通したラウドネスを見るときによく使われるのがIntegrated LUFSです。イントロだけ、サビだけではなく、一定の測定ルールで曲全体を評価するため、複数曲を比較するときの目安になります。

数値を合わせれば完成、ではない

目標値へ近づけるために過度な圧縮やリミッティングをすると、アタックが失われたり、低域が不自然になったりすることがあります。ラウドネス値は判断材料であって、音楽的な良し悪しそのものではありません。

実際の確認

調整前後を同程度の聴感音量で比較し、ボーカルや主旋律の位置、低域、スネアなどの瞬間的な音、静かな部分の呼吸感を確認します。可能ならイヤホンだけでなく、別の再生環境でも聴くと偏りに気づきやすくなります。